旅に行った記録。


by timetoki
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天竺旅行記(その3・アグラ)

さて大理石屋をやっと抜け出した一行。でもまだ日は高く、暑~い。すると、アラムは「インドの服はどうですか?」と今思いついたかのように提案します。うそつき!予定に入ってたくせに!(笑) まあこのころは、あたしも暑くてどうでもよくて、別にどこでもいいやーとか思ってましたからついていきました。

そして着いた先は、ジャパニーズプライスの店。




…やっぱり(笑)。



いやー、期待を裏切らないところがインド人ガイドって感じで、それはそれで笑えましたが。中に入ると、高そうなカシミアのショールだのサリーだのパンジャビドレスだのが売ってますが、高すぎですよそれ(笑)。日本でもそんな値段しませんって!と、言うことでそんなもん売りつけられてたまるか…と、またあたしは外へ(笑)。

今回は服だったのでアホも興味なかったらしく出てきて、町並みなどを見ていました。通りはすごい砂嵐!コンタクトレンズが痛くて死にました。ちょっと目を開けるとどんどん砂が入ってきます。のでもう、たまらずあたしはそこでメガネにチェンジしてしまいました。町の中は、車が走って、リクシャが走って、オートリクシャが走って、牛がうろうろしています(笑)。

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そうして撮っていると、またどこからともなく現れる物乞いと物売り。すべてに無視を決め込んでひたすら写真を撮りまくります。

そいや物売りはいいとして、物乞い! インドは、カースト制ってのがまだ残っていて、最下層の人たちは「アンタッチャブル」「ハリジャン」と呼ばれて蔑まれています。当然生まれながらにして金のない人たち。働く術もありません。まあ働く術があったからといって働くとは限らないのですが。それはでも、インドという国の持つ癌。インドの社会がそうなのなら、インドの人が変えていくべき問題であって、単なる旅行者のあたしが一人の物乞いにわずかの金銭をあげたからといって何が変わるわけでもありません。

んで、当然ながらそういう人たちはいっぱいいて、すぐ手を出して金をよこせと言ってきます。ある意味「乞食」という職業のよう。あたしはビタ一文与えません。絶対に。あたしは自分が汗水たらして働いたお金を、一円たりともただであげるなんてことは考えられません。ケチと呼ぶなら呼べって感じです。働けない事情もあるでしょう。物乞いの中には体の不自由な人、子どももいるでしょう。けれど、冷たいといわれようと何だろうと、理由もなくあたしは人にお金をあげることは絶対にしません。ので今回の旅行でもビタ一文あげませんでした。それくらい、お金を稼ぐことは大変なことだと思っているので。まだ「勝手にガイド」の子どもにはあげてもいい。自分で彫った仏像を売ろうとしている人にはそれを買うという手段であげてもいい。写真のモデルをした子にはあげてもいい。けれど、何もしないでお金をもらうなんてことが許せないのです。あたしがインドに旅行するために、どれだけ働いているかなんて、このガキたちは分かってないんだろうなと思いながら無視しました。それについて、一切の良心の呵責など感じることもありませんでした。

さてさすがに暑くなってきたので、また店内に入って少し涼んで、それからまた出発。今の今まで何の観光もしていなかったのですが(笑)、やっとアグラ城に行くことになりました。もうずいぶん夕暮れに近づいて、風が少し涼しくなっています。

最初に訪れたアグラ城。ムガル帝国の3代皇帝アクバルが建て、その後4代、5代と建て増しをしていった城です。周囲はすべて赤い城壁。

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アグラ城も世界遺産です。見上げても圧巻。

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有名なタージマハルを建築した5代皇帝シャー・ジャハーンが晩年、幽閉されていた城でもあります。シャー・ジャハーンは、自分の息子によって幽閉されていたのですが、愛する妃の墓でもあるタージをここから見ながら涙にくれていたのではないかと。ヤムナー河の向こうに、白亜のタージが見えました。

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広い城内を散策していると、リスにも遭遇。緑の芝生がとてもきれいでした。

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やっとひとつ観光ができたので満足。ここを降りてまた車に乗り込み、今度はやっとタージマハルです。さっきアグラ城の上から見た白亜の建物が見れると思うとワクワク。駐車場に行って、違うバスに乗り換えて入り口まで向かいます。入り口でちょっと待たされる間に、インド人が寄ってきて冷たい水と靴にかぶせるキャップをくれました。

しかしインド人なんて信じられないあたし的には、「また押し売り?」とか思ってしまいます(笑)。「ただだ」って言ってるんだけど信じられないあたしは「ホントにぃ~?」と、受け取るのを逡巡していると、アラムが戻ってきて「もらっていいんだよー。ここは外国人はものすごく高いから、そういうサービスがついてる」と教えてくれます。が、そんなサービス要らないから安くしろよと思ってしまうあたしは相当ケチケチです(笑)。

んで、中に入ると、あったあった。夢にまで見たタージ!近くで見ても、美しい建物でした。

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でも、観光客はいっぱいですが、インド人ばっかり。外国人はほとんど見かけませんでした。あたし的には(いや世界のほとんどの人にとっても)石見銀山よりもはるかに価値の高い世界遺産だと思うんですが、来ているのはインド人ばっかり。外国人はタージ見に来ないのかしらん。

ちなみにちょっと解説すると、タージマハルっつーのは、さっきもアグラ城のところで触れたムガル帝国5代皇帝シャー・ジャハーンが建てたもの。愛した妃ムムターズ・マハルのために建てた墓です。要するに墓。世界一美しい愛の建物かなんか呼ばれているそうです。しかし、こんなの総大理石で建ててたらそりゃ国も傾くわなあ~と思いながら散策。昔も今も権力者の考えることって「建物を建てる」ってことなんですね~。今の知事なり市長なりも、いかに建物を建てるかしか考えない人が多かった。要らない建物ばっかり増えてしまってるっつーのに。

ちなみにシャー・ジャハーンはタージの向かいに、自分の墓を黒大理石で建てようとしていたそうです。その前に息子に幽閉されてしまったので、建てることは叶いませんでしたが。今は、ムムターズ・マハルとシャー・ジャハーンは並んでタージの中に眠っているとのこと。中にも入ることができましたが、暗いし暑いし微妙でした。

まあ、タージに来たらこれ撮るよねーって感じで撮った写真。フルサイズだとアホの顔も写っていますがトリミングしてみました。「つまんだよー」って感じです(笑)。

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つづく。
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by timetoki | 2008-06-11 01:05 | INDIA